LTspiceでトランジェント解析のさわり2
・今回は,前回の続きとしまして,LTspiceでトランジェント解析のさわりをしたいと思います。
→トランジェント解析は過渡解析のことで,横軸を時間(縦軸を電圧または電流etc)とした波形(オシロスコープと同じような波形)を観測することができます。
→トランジェント解析は,スイッチを入れたときの立上り・立下りやノイズ等の収束の確認など過渡応答の解析に用いられます。
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・簡単なRC回路でトランジェント解析をしてみます。過渡解析としての使い方ではありませんが,トランジェント解析の使い方としてやってみたいと思います。
ステップ
(1)回路図を描く
(2)パラメータの入力
(3)解析の設定
(4)波形表示
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(3)解析の設定
・メニューバー→[Simulate]→[Edit Simulation Cmd]で設定ウィンドウが開かれます。
上のようにパラメータを入力します。
【Stop time】解析終了時間(秒)
【Time to start...】解析保存開始時間(秒)
【Maximum Timestep】ステップ時間(秒)
解析保存開始時間とは,過渡現象の終了部分のみ確認したいときに便利な機能で,スタートはじめの過渡現象のデータを記録として残さない。
・OKをクリックして,コマンド文(ピリオドが先頭にある文)を適当に張付けます。
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(4)波形表示
・シミュレーションを実行します。
・メニューバー→[Simulate]→[Run]でグラフ表示ウィンドウが開かれます。
回路図の上の赤丸部分にマウスを近づけると,赤色のプローブが出てきます。プローブ地なった状態で左クリックすると,グラフに波形が表示されます。
ありがとうございました。
LTspiceでトランジェント解析のさわり1
・今回は,LTspiceでトランジェント解析のさわりをしたいと思います。
→トランジェント解析は過渡解析のことで,横軸を時間(縦軸を電圧または電流etc)とした波形(オシロスコープと同じような波形)を観測することができます。
→トランジェント解析は,スイッチを入れたときの立上り・立下りやノイズ等の収束の確認など過渡応答の解析に用いられます。
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・簡単なRC回路でトランジェント解析をしてみます。過渡解析としての使い方ではありませんが,トランジェント解析の使い方としてやってみたいと思います。
ステップ
(1)回路図を描く
(2)パラメータの入力
(3)解析の設定
(4)波形表示
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(1)回路図を描く
・LTspiceを起動します。左上のメニューバーから[File]→[New Schematic]をクリックします。(またはCtril+N)
・電源,抵抗,コンデンサを配置します。
【電源類】メニューバーの[Edit]→[Component]をクリック(またはF2),voltageを選択します。適当に配置して(移動中にCtrl+rで部品が回転します),配置できたら右クリックまたはESCで解除してください。
【抵抗】メニューバーの[Edit]→[Resister]をクリック(またはr),以下同様。
【コンデンサ】メニューバーの[Edit]→[Capaciter]をクリック(またはc),以下同様。
【グランド・アース】メニューバーの[Edit]→【Place GND】をクリック(またはg),以下同様。
・次に配線をします。
【配線】メニューバーの[Edit]→【Draw Wire】をクリック(またはF3),端子間をつなぎます。配線できれば,右クリックまたはESCで解除してください。
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(2)パラメータの入力
・今回は,電源sin波(実効値100V,周波数50Hz),抵抗10kオーム,コンデンサ1uFとします。
・パラメータの入力は各部品の上で,右クリックすると設定ウィンドウが開かれます。
【電源】
これはDCと内部抵抗しか設定できないので,右下のAdvanced(詳細設定)をクリックします。
上のようにパラメータを入力します。ここで重要なことは,Amplitude[V]です。振幅を入力しなければいけません。実効値が100Vの場合は,100V×√(2)した値(≒141.42)を入力します。
・同様に抵抗(1kΩ)・コンデンサ(1uF)のパラメータを入力してください。
※なお,単位は入力しません。乗数の単位はn,u,m,k,meg,g使用できます。
ここまでできたら次は解析の設定をしたいと思いますが,少し長くなりましたので,今回はここまでとします。次回はこの続きをしたいと思います。
ありがとうございました。
LTspiceの初期設定
今回の内容は、LTspiceの初期設定についてメモします。
LTspiceとは電子回路シミュレータです。リニアテクノロジー社より無償で提供されているもので、大部分の人がこのシミュレータを使用していると思います。回路の部品点数に制限がないことが特徴です。私がダウンロードしたバージョンは、LTspiceのⅩVⅡです。
リニアテクノロジー社HPよりLTspiceをダウンロード・インストールした後に、初期設定を行うことで、使い易くなります。
それではさっそく、初期設定を行います。行うことは3つです。
(1)単位「μ」を「u」として使用できるようにする
(2)色の変更をする
(3)自動生成ファイルの自動削除設定をする
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(1)単位「μ」を「u」として使用できるようにする
[Tools]→[Control Panel]→[Netlist Options]→[Convert ...]にチェックを入れます。
(2)色の変更をする
[Tools]→[Control Preferences]→[Wave Form/Schematic/Netlist]で色を好きなように変更します。
(3)自動生成ファイルの自動削除設定をする
[Tools]→[Control Panel]→[Operaion]→Automatically delete .raw filesにチェックを入れます。
今回は以上です。次回は簡単な回路を描いて、シミュレーションをしたいなと思います。