KotlinでAndroidアプリ開発の備忘録 No.005(数値入力からデータ取得)
はじめに
今回は数値を入力してして、入力したデータを取得するアプリを作成します。
仕様の概要は、テキストボックス(数値)、ボタンを用意して、ボタンを押すとトーストでテキストボックスに入力した数値を表示させます。
目次
テキストボックスの実装
xml:デザイン→パレット→Text(テキスト)→Number(ナンバー)
テキストボックス(数値)の属性編集
テキストボックスに入力できる値を制限できるように属性を編集します。入力できる値は「符号付き小数」とします。
テキストボックスを選択して、属性からすべての属性→inputTypeで下の3つを選択します。
(1)numberSigned :符号付き数値 (2)number :数値 (3)numberDecimal :小数
その後、前回のようにidやレイアウト(位置合わせ)を行います。
ボタンの実装は前回のアプリを利用します。
データ(数値)の取得
kt側でテキストボックス内のデータを取得するコードを記述します。
記述する場所はボタンを押したら、テキストボックス内のデータを取得させます。その後トーストを出力させたいので、データを取得するコードはボタンのクリックメソッド関数内となります。
▼データを取得するコード
【id名】.getText().toString().toDouble()
▼MainActivity.kt全体のコード
class MainActivity : AppCompatActivity() { override fun onCreate(savedInstanceState: Bundle?) { super.onCreate(savedInstanceState) setContentView(R.layout.activity_main) idBtToastShow.setOnClickListener{ var a: Double = 0.00 if(idTextNumber.getText().toString().length==0){ a=0.0 }else{ a=idTextNumber.getText().toString().toDouble() } Toast.makeText(this,a.toString(),Toast.LENGTH_SHORT).show() } } }
コードの解説をします。
7行目:取得するデータを格納する変数(小数型)
8行目:取得したデータが何もないときの処理(データの長さの取得)
11行目:データを文字列として受け取り、小数として変換
13行目:小数を文字列に変換してトーストに出力
以上、今回はココまで。ありがとうございます。